かえしうた


ひとつ  ひたすら走っても


ふたつ  ふとした出来事に


みっつ  自ら手放した      あの日の痛みを思い出す


よっつ  装い麗しい


いつつ  彩り鮮やかな


むっつ  昔と違うその顔は      瞳に何を映すのか


ななつ  何より望んだものは


やっつ  闇夜で隠された


ここのつ  これでいいのかと  訊いても答えは決まっている


とお  でとうとうおしまいかい?


届くまで   取り戻すまで 這い上がる 





070715